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労働保険の年度更新は、5月20日まで・・・
表現上のご注意 当ページ内では、事業主(個人商店を含めて)を社長さん 
またその事業所を会社 従業員さんを社員さんという言い方をしております。

労災保険と雇用保険の 16年度の確定保険料、17年度の概算保険料の申告納付の時期が今年もやってきました。

雇用保険の保険料率が1000分の2上がりました。お間違いのないようにしてくださいね。
労働保険のうち労災保険に関しては、労働基準法の使用者責任を補うものですので 社員さん(パートアルバイトを問わず)1人でもおられたら 労災保険に加入しておきましょう。

先日 労働基準監督署の労災担当の方とお話しする機会あって 労災未加入の会社事でお話しました。

監督署の方は、保険関係を調査して未加入であれば労災に加入して頂くように要請してと物腰やさしく言っておられましたが実際は、かなり強力な指導や是正勧告が待っています・・・
社長さんの中で 1人でも社員さん(パート・アルバイトを問わず)がいれば労災加入が義務付けられていることを知っている方は、何人ぐらいおられるでしょうか? 労働基準法では、業務上災害と社長さんがその補償義務を負っています。実際労災が発生すれば 即何百万円と言うお金が要ります。それを公的保険で賄う目的が労災保険なのです。

 ここから本題 実際に起こりうる事例です。

うちは、商店でそんな危険なお仕事してないし労災なんて起こるはずが無いと 思っておられた社長さんがおられます。事実その会社は、今まで労災事故なんて発生していなかったので 労災に未加入でした。
ある日 その会社の社員さんが通勤中転んで骨折してしまいました。 さあたいへんです。通勤途中も補償しなければならないと知った社長さんは、労災に 保険関係成立届けを10日前に遡って提出し労災保険から給付受けようと思ったのですが・・・
そうは、問屋ならぬ労働基準監督署は、甘くありません。保険関係をきっちり調べ 過去2年間の労災保険料とその延滞金+労災から給付された金額の40%をその都度徴収されました。
ここまで読んだ聡明な社長さんは、何を言いたいのか判りましたよね… 2年分の保険料は、仕方ないとして 怖いのは、保険給付! 休んだ日について 平均賃金の60%相当 さてこの社長さんは、いったい幾ら払わないといけないのでしょうか?
保険関係成立させるのは、そう難しい作業では、ありません。保険料も その他事業だと賃金総額の0.5% 社員さんの為でなく社長さんの為に ぜひ 労災保険に加入しておきましょう

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