社長さんのための労働基準法基礎講座 | |||||||||||
【 第7回 】 またその事業所を会社 労働者を社員さんという言い方をしております。 そうそう 「誰からも 何にも反応がないのも辛いなぁ(ーー;)」とぼやいていたところ 励ましのメール頂戴しました。 嬉しくって…さぁ 今回も頑張るぞ。。。
これじゃダメなんですよね… 失敗したからって 頭ごなしに「アホ!」「バカ!」とか言ってしまった 社長さんは、そのことを忘れてしまうものですが、言われた社員さんは、言われたと根に持つというか 当座は、忘れていても いざ退社を決めたときふつふつ怒りが湧き上がってくるものです… じゃこんな時は、どういうのでしょうか? 失敗した原因を考えさせ どうすれば失敗しなくなるか 作文(報告)にしてもらうのです。反省文じゃないですよ。 書いてもらう内容は、 今回の失敗点と原因、どうしようと思っているのか、改善すべき点(これだけ書いてもらうと どこかで自然と反省の弁が含まれてきます。) あくまで将来に向かった方針で書いてもらうのです。それを大切に保管しておきましょう。。。 【ここで言う失敗というのは、勤務態度不良や、加工・接客ミスなど、いずれも制裁の対象となるものを言います。】 勤務態度が悪い社員さんには、その点を改善する推進委員になってもらうのも一つの手ですね。(^^) 同じ様な失敗を繰り返すと 「ぜんぜん改善されてねぇじゃん」 おっとタメ口… 「君が書いた改善すべき点だから みんなのお手本になるようにしてほしいのですよ・・・」と言うようにソフトに 話を持っていきましょう。。。 もしその社員さんの勤務態度がますます悪くなって 辞めてもらおうか…となった時、 強制して書いてもらっていないそれは、社長さんの主張の証拠となるものなのです。その前に制裁措置とかあって解雇へ向かって行くのですが… こんな失敗をして改善方法を自分で考えてもなお失敗してるのだから 言いやすいでしょ。 「オラ!なにしとうるんじゃい!」って えっ表現に品位がないって。。。冗談は、さておき それを理由の一つにすることが出来るわけです。 また 「言える」については、監督署からの勧告や、あっせん、裁判で主張できるようにしておかないといけないのでその点を見越しているわけなんです。 一番最初の段階で改善すると後々揉めないから良いのです(もっともフレンドリーな会社には、社労士は、いらないと 尊敬する大先輩は、そう仰いますが…) 結局 社長さんと社員さんの関係は、鵜飼の鵜と鵜匠の関係なんですよね。クビを締めすぎたら 鮎をたくさん取ってくれるけど不満が溜まって言うことを聞いてくれない… かといって緩めすぎたら 鵜は、好き勝手に鮎を食べちゃうので 上がりが少なくなります。 好き勝手=社員さんの自由裁量でやっているように 社長さんは、お膳立てしてその実、真綿で社員さんの首を絞めておきましょう… かなりブラックぽい労務管理の基礎ですけど、労務管理の基本は、ここにあります。 最初は、君たち(社員さん)のことを こんなに考えてあげているんだよ (たとえ思ってなくても)と行動で示しましょう。そして適正に評価してあげましょう(某求人誌の調査では、社員さんは、自分の成績を適正に評価される方が嬉しい…が1位でした)と フレンドリーな関係を築き上げるようにしましょうね。。。今回は、ここまでにして 次回は、「労働契約締結時の労働内容と退職時の注意点」についてお勉強しようと思っています。 【 第6回 】 コラムへ 【 第8回 】 |
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